令和2年度資料小展示
令和2年(2020年)度の展示
- 第1回:新世界を伝える(淺川)
- 第2回:島とやまい~大島郡役所文書にみる感染症~(重田)
- 第3回:戦前の県体育大会プログラム~山口県のスポーツ いま・むかし~(山本)
- 第4回:陶氏の発給文書(1)(和田)
- 第5回:萩藩の文書作成ルール -小さな文字で、行数は多く!-(山﨑)
- 第6回:記録の貸借~記録をめぐる江戸時代の大名間交流~(吉田)
- 第7回:脱 花押 実印を使え(河本)
- 第8回:映える!描かれたお国自慢(淺川)
- 第9回:さくら さくら(重田)
令和2年(2020年)度 第9回資料小展示
さくら さくら
今も昔も日本人の春の景色に欠かせない桜。和歌や漢詩の題として、宴の主役として、平安時代以来広く親しまれてきました。 |
「十二月花鳥」 |
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令和2年(2020年)度 第8回資料小展示
映える!描かれたお国自慢
今月の小展示では、近代の様子が描かれた「チラシ」「絵図」「案内図」などを集めてみました。 |
「岩国町名所図会」 |
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令和2年(2020年)度 第7回資料小展示
脱 花押 実印を使え
現在政府は、行政のデジタル化を進めるため、行政事務・手続きで不要な押印を廃止する方針を打ち出しています。 |
「士族中江諸布令諸仕出共控」 |
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令和2年(2020年)度 第6回資料小展示
記録の貸借 ~記録をめぐる江戸時代の大名間交流~
江戸時代の大名は様々な交流がある中で、記録の貸借もありました。それは、同じような事柄が自家に起こった際、同格の大名や、先例を持つ大名に対して記録を借りて参考とし、同様の対処をする必要があったからです。その時、他家と比べて劣ったり、間違ったりすることはもちろんですが、著しく丁寧な対応も避けなければなりませんでした。それが先例となり、その後を拘束してしまうからです。 |
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令和2年(2020年)度 第5回資料小展示
萩藩の文書作成ルール -小さな文字で、行数は多く!-
萩藩は、18世紀初め以降、役人たちに対し、仕事で文書を作成する時は「できるだけ小さな文字で」、「行数は多く」と繰り返し指示しています。藩財政が苦しい中、使う紙の量を減らし、むだな支出を省くためでした。 |
「御用状控」(毛利家文庫49状控類)
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令和2年(2020年)度 第4回資料小展示
陶氏の発給文書(1)
陶氏は、周防国吉敷郡陶保(現、山口市)を名字の地とする大内氏の庶流です。主君の大内義隆を自害に追い込んだ隆房(晴賢)のイメージが強い陶氏ですが、一門の重臣として主家を代々支えた一族でした。 |
「陶弘護寄進状」(興隆寺文書22-1)
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令和2年(2020年)度 第3回資料小展示
戦前の県体育大会プログラム~山口県のスポーツ いま・むかし~
今月の資料小展示では、スポーツに関する当館所蔵資料の中から、「山口県内各種競技記録綴」(池田家文書6)を紹介します。 |
「山口県内各種競技記録綴」(池田家文書6)より「第4回女子体育大会プログラム(昭和9年)」の部分
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令和2年(2020年)度 第2回資料小展示
島とやまい~大島郡役所文書にみる感染症~
大正7年(1918)から世界的に流行したいわゆるスペイン風邪は、山口県でも猛威を振るいました。当時の資料によると、県内の死者は各年3,000人から4,000人にのぼり、学校や工場の休業等もおこなわれたようです。これは島しょ部も例外ではありませんでした。大島郡役所文書75「町村長及主任集会」には、スペイン風邪をはじめとした感染症に対する県からの指導が散見されます。島しょ部ならではの問題も抱えながら、どのように対処したのかをのぞいてみましょう。 |
大正9年1月19日町村長集会資料草案
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令和2年(2020年)度 第1回資料小展示
新世界を伝える
近代を迎えた日本人にとっての新天地を「新世界」として伝えた資料を紹介します。北海道・朝鮮・満州・台湾などが「遠くのまだ見ぬ」新世界の内訳でした。明治以降、交通網の広がりにあわせて、見聞や遊覧を目的に、地図や写真の組み込まれた「旅行案内書」が数多く作成されます。一方で、移住拓殖の名の下に、将来的な支配を意図した報告書も目につくようになります。多様な史料に潜む様々な目線について分析してみたいと思います。 |
「朝鮮総督府鉄道局発行の旅行案内図」 |
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過去の小展示