平成28年度資料小展示
平成28年度の展示
- 第1回 : 理を曲ぐる法はあれど 法を曲ぐる理あるべからず-「廻船式目」- (金谷)
- 第2回 : 天然記念物 日本犬 (和田)
- 第3回 : いやす なおす たもつ -近世大名の役と病- (吉田)
- 第4回 : 藩医たちの診断書 -仮病ではありません!- (山﨑)
- 第5回 : コロリの恐怖 -文政五年の流行- (伊藤)
- 第6回 : 戦前のオリンピック (山本)
- 第7回 : 100歳になりました。-重要文化財「旧県庁舎・県会議事堂」のよもやまばなし― (淺川)
- 第8回 : 大阪万博 (和田)
- 第9回 : 防長の大坂陣こぼれ話-大坂方武将とその子孫たち― (吉田)
- 第10回 :清末毛利家文書―もうひとつの大名家文書文書― (山﨑)
- 第11回 :江戸時代のオランダ語学習 (山本)
平成28年度第11回資料小展示
江戸時代のオランダ語学習―入門書と辞書―
鎖国体制下、西洋諸国の中ではオランダのみ、日本への渡航が許されていました。 西洋の科学や地理に関する情報は、中国からもたらされる漢書からも知ることができましたが、18世紀後半になると、直接、オランダ語でヨーロッパの学問が学ばれるようになりました。 |
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平成28年度第10回資料小展示
清末毛利家文書―もうひとつの大名家文書―
当館では、「毛利家文庫」と「徳山毛利家文庫」とともに、「清末毛利家文書」という近世大名家文書を所蔵しています。萩藩の支藩・清末藩を治めた大名・清末毛利家にかつて伝来していた文書群です。清末藩政に関わるものは多くありませんが、清末毛利家の「家」としての活動に関わるものを中心に、明治初期の清末藩・清末県に関わるもの、幕末期の当主元純の伝記史料などのほか、赤間関を描いた絵図、古器物や絵巻、朝廷儀式を模写した図など、絵画資料を数多く含んでいることが大きな特長です。 |
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平成28年度第9回資料小展示
防長の大坂陣こぼれ話―大坂方武将とその子孫たち―
慶長19年(1614)と20年(1615)の2度にわたり、徳川家康・秀忠父子が率いる幕府軍が、先の天下人豊臣秀吉の遺児秀頼を大坂城に攻撃します。世にいう大坂冬の陣と夏の陣です。その結果、慶長20年5月8日に秀頼が自刃して豊臣氏は滅亡、徳川氏による支配が全国に及ぶこととなりました。 周防・長門の2ヶ国を治める毛利氏は、幕府軍の一員としてこの戦いに加わりますが、残された資料からは、大坂方との関係を窺わせる痕跡が見え隠れするのです。 |
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平成28年度第8回資料小展示
大阪万博
1970年(昭和45)に大阪の千里丘陵で開催された日本万国博覧会(エキスポ‘70、以下大阪万博)。「人類の進歩と調和」をテーマに77か国が参加し、入場者は6,400万人に及ぶ、高度経済成長時代の最後を飾る一大イベントでした。現在年齢が50歳代以上ならば、実際に体験された方も少なくないかもしれません。 |
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平成28年度第7回資料小展示
100歳になりました。―重要文化財「旧県庁舎・県会議事堂」のよもやまばなし―
今から100年前の大正5年、山口の地に新しい「県庁舎」と「県会議事堂」ができあがりました。煉瓦づくりで表面にモルタルをまとった石造建築風のその偉容は、明治はじめの山口県の設置以降、たえまなくくすぶり続けていた県庁の移転騒ぎにピリオドをうつものでもありました。 |
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平成28年度第6回資料小展示
戦前のオリンピック
4年に1度のスポーツの祭典―リオデジャネイロで開催されたオリンピックが盛会の内に幕を閉じました。次回2020年の大会は、いよいよ東京で開催されます。 |
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平成28年度第5回資料小展示
コロリの恐怖 -文政五年の流行-
夏は様々な感染症に注意が必要となる季節です。昨夏には約70年ぶりに国内でデング熱の感染が確認され、今夏はリオデジャネイロオリンピックをはじめ、世界中でジカウイルスへの感染が懸念されています。このような感染症の原因となる様々な細菌やウイルスは、人々の広汎な移動によって国内に持ち込まれるようになりました。 |
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平成28年度第4回資料小展示
藩医たちの診断書 -仮病ではありません!-
江戸時代、藩士たちは、藩に対し勤めるべき「役(やく)」=義務がありました。たとえば、お城に詰め、警護の任務にあたる「城番(じょうばん)」もそのひとつです。基本的に、定期的かつ順番に廻ってくる役です。 |
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平成28年度第3回資料小展示
いやす なおす たもつ -近世大名の病と健康-
近世大名はどのような病気に罹り、どのような治療を受け、どのように健康を保とうとしたのか。このことを知る手掛かりとして、徳山藩2代藩主の毛利元賢(もうりもとかた、1670~1690)の場合を取り上げます。 |
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平成28年度第2回資料小展示
天然記念物 日本犬
柴犬・紀州犬・四国犬・北海道犬・甲斐犬・秋田犬に大別される日本犬。家族の一員である愛犬や、散歩先などで見かけるお気に入りの日本犬は、実は国の天然記念物に指定されています。これらの歩く天然記念物を保護する団体として「日本犬保存会」があり、同会が開く展覧会は、天然記念物としての日本犬の特質を保持する役割も果たしています。 |
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平成28年度第1回資料小展示
理を曲ぐる法はあれど 法を曲ぐる理あるべからず-「廻船式目」-
「理をまぐる法はあれども、法をまぐる理あるべからず」、これは16世紀ころに成文化したと考えられる「廻船式目」(船法巻物・廻船大法)の一節です。その文言の勢いにおされてか、毛利氏はこの法をそっくりそのまま自らの法令に取りこんでいます。 |
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過去の小展示