資料小展示
令和元年(2019年)度の展示
- 第1回:昭和のやまぐち -昭和39年東京オリンピックのころ-(山本)
- 第2回:山口県周辺の不老長寿伝承(金谷)
- 第3回:徳山毛利家文庫「木箱別置文書」の世界 その1(吉田)
- 第4回:改元の伝わり方~萩藩の場合~(山崎)
- 第5回:防長と『万葉集』(重田)
- 第6回:昭和のやまぐち -昭和39年東京オリンピックのころ(2)-(山本)
- 第7回:ついに実現!第1回国勢調査(淺川)
- 第8回:決戦!船岡山~大内義興 天下分け目の戦い~(和田)
- 第9回:猪と鼠 -江戸時代、闘う村人-(山崎)
令和元年(2019年)度 第9回資料小展示
猪と鼠 -江戸時代、闘う村人-
来月、年は新しくなり、干支も亥(いのしし年)から子(ねずみ年)へ変わります。江戸時代、村人にとってイノシシとネズミは、農作物に大きな被害をもらたす動物でもありました。当館には、被害に困った村人が、藩に駆除対策を願い出た記録が残されています。ひとつは、嘉永4年(1851)瀬戸内海に浮かぶ浮島(現周防大島町)に大量のネズミが発生した事例、もうひとつは天保15年(1844)イノシシ被害に苦しむ岩国領玖珂郡長谷村(現岩国市)の事例です。イノシシとネズミ、その被害に向き合う江戸時代の村人の姿を紹介します。 |
「文林節用筆海大全」より (柳井市金屋小田家文書和漢9) *解説資料は展示終了後アップします。 |
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令和元年(2019年)度 第8回資料小展示
決戦!船岡山~大内義興 天下分け目の戦い~
永正8年(1511)8月24日、船岡山(京都市北区)において、大内勢を主力とする将軍足利義稙側の軍勢と前将軍方の軍勢が戦います。わずか1日で決着がついたこの戦いは、いったん丹波国に逃れた義稙と義稙を擁する大内義興が再び京都を奪還できるかどうかという、彼らの今後の運命を大きく左右する天下分け目の戦いでした。この戦いの勝利によって、義稙・義興は前将軍方の勢力を京都から追い払い、政権を維持することができたのです。本展示では、当館所蔵資料の中から船岡山合戦に関連する資料を紹介します。 |
大内義興感状(浦家文書巻1) *解説資料は展示終了後アップします。 |
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令和元年(2019年)度 第7回資料小展示
ついに実現!第1回国勢調査
今月は、わが国の「はじめての国勢調査」に焦点をあてます。調査員として最初の国勢調査に携わった近代地域社会の有力者の家に伝わった記念品的な資料を展示します。国家にとっての国勢調査実施の意味、実現に至るまでの苦難の道のり、調査をなしとげるための工夫、調査実施当時の世相や世間の受けとめかたなどを紹介します。「なぜ大正9年に調査が実施されたのか」を考えることにより、調査の真意をさぐることもできます。同時に、政策を浸透・徹底させるために用いられた種々の情報宣伝活動の危うさについても考えてみたいと思います。 |
国勢調査記念章(和泉家文書4) |
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令和元年(2019年)度 第6回資料小展示
昭和のやまぐち -昭和39年東京オリンピックのころ(2)-
東京オリンピック・パラリンピック開催まで、1年を切りました。前回、昭和39年(1964)の東京オリンピックでは、9月18日から3日間をかけて、山口県内を聖火がリレーされました。県内各地で聖火を迎える歓迎行事が開かれ、オリンピックムードが高まりました。今回の展示では、前回の聖火リレーの様子を当館資料から見てみます。 |
関門海峡を船で渡って山口県入り。『教育広報 1964年9月号』(行政資料1960年代教育69) |
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令和元年(2019年)度 第5回資料小展示
防長と『万葉集』
新しい年号「令和」の典拠、『万葉集』。初めて漢籍以外、日本の古典から引用されたということでも話題になりました。現存する最古の和歌集ということで覚えておられる方も多いと思いますが、現在につながる『万葉集』理解は、江戸時代以降に整えられていったものです。出版の隆盛と相まって、『万葉集』をめぐる文化は現在の山口県、防長両国へもやってきます。防長の人びとが『万葉集』をどう受け止めてきたか、『万葉集』に何を見てきたか、その一端を覗いてみましょう。 |
周防長門名所和歌(多賀社文庫19) |
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令和元年(2019年)度 第4回資料小展示
改元の伝わり方~萩藩の場合~
当館が所蔵する萩藩の記録「公儀事諸控」には、江戸時代の改元に関する記事が多数収録されています。それらの記事から、改元の情報が幕府から各大名家へどのように伝えられたのか、そのあり方を知ることができます。また、萩藩の村役人を務めた家の文書には、藩内の村々にどのように改元が伝えられたのかを示す文書が残されています。今月は、萩藩を事例に、江戸時代、改元の情報がどのように伝えられたのかを紹介します。 |
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令和元年(2019年)度 第3回資料小展示
徳山毛利家文庫「木箱別置文書」の世界 その1
平成31年3月、未整理であった徳山毛利家文庫の内、木箱などに収められていた文書を「木箱別置文書」と名付けて公開することとなりました。 今回公開した「木箱別置文書」は24箱あり、1,467点の資料があります。年代は、判明する限りで、万治期(1658~60)から明治33年(1900)となっています。大きなまとまりのあるものとしては、藩の断絶以前の文書や、再興前後の資料、徳山藩主が幕府の命を受けて行った、江戸下向公家衆に対する饗応関係資料、明治33年8月に東京で亡くなった徳山毛利家10代の毛利元功の逝去関係資料などがあります。 そこで今年度、2回にわたって「木箱別置文書」を紹介したいと思います。今回はその中核のひとつを占める、徳山藩の再興に関する資料についてです。 ※6月1日(土)~9日(日)は第14回中国四国地区アーカイブズウィークにあわせて展示します。 |
毛利吉元書状 |
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平成31(令和元)年(2019年)度 第2回資料小展示
山口県周辺の不老長寿伝承
当館が所蔵している、山口県周辺のいくつかの不老長寿伝承を紹介します。それらは、 |
「尼宮の社」 |
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平成31年(2019年)度 第1回資料小展示
昭和のやまぐち -昭和39年東京オリンピックのころ-
来年、東京で2度目のオリンピックが開催されます。前回は昭和39年(1964年)に行われましたが、山口県では、その前年に第18回国民体育大会(山口国体)が開催されており、2年続けての大きなスポーツ大会となりました。今回の展示では、当館所蔵資料から当時の様子をふり返ってみます。
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過去の小展示