より良い調査のコツ

事前の準備を大切に!

山口県文書館は約53万点の資料を所蔵しています。調査を効率よく行うために、以下の点に留意してください。

1.事前調査を十分に行ってください

知りたい事柄について、事前に図書や研究論文などで、できるだけ情報を収集しておいてください。先行研究の成果を知っておくことは、何を調べればよいのかを明確にするとともに、資料の絞り込みにも役立ちます。また、あなた個人の家の歴史について調査したい時も、同様に身の回りのことについてできるだけ情報を集めておいてください。また、これらの情報を整理したうえで来館されることをおすすめします。

参考文献の一部
2.事前に閲覧する資料をピックアップしておいてください

当館所蔵の概要は、所蔵文書概要をご覧ください。所蔵文書検索などで、閲覧資料をあらかじめピックアップしておくと、調査時間が有効に使えます。図書や論文などで引用されている資料を閲覧したい時は、正確な図書名や論文名のほか、資料名・請求番号などを控えておいてください。

閲覧室
3.調査にはかなりの時間がかかる場合があります

文書標題だけでは具体的な内容が分からない場合があります。このため、多くの場合、関係すると思われる資料を丹念に調べていく作業が必要となり、調査にかなりの時間を要する場合があります。また、探している内容が見あたらず、期待した情報が得られない場合もあります。文書館は、様々な調査手段の一つと心得てください。

問い合わせは具体的に!

当館では山口県に関する資料の所在や情報等についてのレファレンスを受け付けています。お問い合わせの際には、次の点に留意してください。

1.知りたい内容を整理して、具体的にお伝えください

漠然としたご質問にはお答えできません。質問内容は具体的に絞り込んでください。また、広範囲にわたる質問はご遠慮ください。

2.調査状況をお伝えください

すでにどのような資料を調べ、どこまで分かっているのかを具体的に示してください。調査済みの資料を職員がもう一度紹介してしまうなどの重複を防ぐためです。

 3.詳しい問い合わせは封書で

電話での問い合わせでは、調査の意図や目的が十分把握できないことがあります。封書での問い合せであれば、お手持ちの資料等を拝見することもできますし、詳しく調べた上での回答が可能となります。

4.来館前に連絡を

来館して問い合わせをされる場合には、事前にご連絡ください。お待たせする時間が短くなります。

問い合せに対応する職員

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