山口県文書館

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文書群名

恵良宏収集文書

分類

諸家文書  >  恵良宏収集文書

点数

27

伝来地

目録内容

閲覧室目録

組織歴・履歴

恵良宏(えら・ひろむ:1940〜)は福岡県出身の歴史学者。専門は,日本中世史。特に中世在地領主制・御家人制を中心に研究。宇部工業高等専門学校助教授などを経て,皇學館大学教授を長く務める。現在,皇學館大学名誉教授。

内容

恵良宏が収集したコレクションで,山口県に関わりが深いものからなる。確かな鑑識眼に裏打ちされた貴重なものが含まれており,例えば,「周防国富田上令駅家田文書案」(NO1)は周防国都濃郡富田(現,周南市)にあった駅家(やっけ)田をめぐる支配や訴訟関係の文書を継いだもので,研究史上注目されている。また「島原陣日記」(NO2)は,島原の乱の際に現地に赴いた萩藩士の原元勝が書き記した自筆日記で,当館蔵「島原陣日記」(請求番号:県史編纂所史料42)の原本に当たる。このほか萩藩寄組の問田益田家伝来文書(NO4・5)なども含まれている。

論文・翻刻

▼鈴木勝也「周防国富田上令平野駅家田文書案十五通」(『古文書研究』76号,2013年)▼『山口県史 通史編 中世』(山口県,2012年)▼重田麻紀「萩藩寄組・問田益田家関連文書の寄託」(『山口県地方史研究』117号,2017年)

関係地域

キーワード

コレクション/南北朝/島原の乱/萩藩士(寄組)

文書の年代

南北朝〜現代※写しを含めると嘉禎3年(1237)〜