郡御書付

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40法令55

明和8年[1771]

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(別名4冊御書付） 藩初以来の地方支配に関する主要法令のうち、後規典例になるものを要約精選して4冊にまとめ、諸郡代官以下地方諸役人の執務の参考に供したもので、明和8年当職毛利伊勢就楨の役中、郡奉行所において、民政に練達の聞えある境忠左衛門直堅に命じて編纂させたもの。全編4冊よりなることから「四冊御書付」ともいう。第1冊は「(郡中）御制法、人沙汰、添ヶ条等之御政道之根源」、第2冊は「大公儀御書付、旅人病気者宿継送り等之儀、且御国中対寺院御書付其外」、第3冊は「地下諸沙汰記、検見作法書等」、第4冊は「職座代々之書付」で当今活用し後規典例となるもの。本書は公布原本の1で当職毛利伊勢の黒印物。昭和37年山口県文書館で「萩藩四冊御書付」として複刻。