八箇国時代分限帳

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52給禄1

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箱入9

奥書に「僕祖下総前司曽忝八州之当路于時、私諳土地詳、其公入采邑及寺祠散使一々歴記、以穀繋人、以人繋郡、以郡繋国、以成八図伝于家、頃有命集之成帳簿以献公府、越乃総州郡之入以拠図、不舛一件、公以公類、氏以氏類、寺祠散使各以寺祠散使類、皆録某国某郡若干斛斗、以便観覧凡九冊云、貞享二年乙丑三月日初成以上之、山田五左衛門尉」とあって、毛利氏の天正検地による安芸、周防、長門、備後、石見、出雲、隠岐、伯耆8カ国の知行高をそのころ要路にあった山田下総守元宗の孫、五左衛門重信が、貞享2年家伝の「八カ国御配地絵図」(58絵図200)によって編冊したもの。人別に知行地の内訳を国別郡別に挙げ、（1)-（6)は毛利氏直轄領以下諸士知行、（7)寺領、（8)社領、（9)散使、公文、番匠鍛冶、大工、小者、中間、小人、下分（船頭、水夫、肝煎、目代)の9冊から成る。