山口県文書館

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標題

越後国北条山専称寺窺書 

分類

藩政文書  >  毛利家文庫  >  3公統

請求番号

3公統251

年代

明治20年[1887]

作成・受取

毛利観道

数量

1

内容

毛利氏遺領越後佐橋庄北条に歴住したと伝えられる専称寺住職毛利観道より提出された正統認知の窺書並関係諸記録。「御窺書」の外に「毛利家御代々御霊位写」「寺院明細帳之控」「古書宝物目録御届ヶ写」「古書写」を含む。毛利氏は季光の時三浦泰村乱に加担して没落するが、この時季光四子経光が越後に在り佐橋庄及び安芸吉田庄を安堵され子孫に伝来する。即ち、佐橋庄北条を嫡子基親に、南条及び吉田庄を四子時親に譲り、以後両系に分れたものである。安芸毛利氏は吉田庄を中心に西国大名として成長していくが、越後の毛利氏は零落の一途を辿る。毛利観道の窺に対して毛利家ではこれを拒否したが、「主意相違之廉有之採用難相成ニ付返付可及之処、出頭不致ニ付其儘留置之分」として本書が伝来されたのである。

摘要