山口県文書館

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標題

御貸銀一件控

分類

藩政文書  >  毛利家文庫  >  9諸省

請求番号

9諸省383

年代

明治4年[1871]~明治18年[1885]

作成・受取

数量

5

内容

旧藩士その他への御貸渡銀及び士族への公債償還関係一件記録。禄制改革の実施により、家禄を奉還して帰農商した諸士に対して政府は一時金を交付して就産の途を開いたが、明治9年金禄公債を一時に交付して家禄の支給を打切った。ために士族は単なる公債所持者となり、その償還金と利息で生活を支えることになり、その生活は遽かに逼迫した。窮乏士族は公債を抵当に旧藩主に借金を願い出て家計逼迫の打開を図らんとした。一方毛利家では衰退せる寺社や商人にも救済の手を差しのべ貸銀を与えて生計維持を図らせた。

摘要