佐藤寛作手控

藩政文書  ＞  毛利家文庫  ＞  11政理

11政理156

嘉永4年[1851]

小1

郡奉行所筆者役から御内用掛に転勤した佐藤寛作が「諸郡仕与並御囲穀仕与永否改山海開作余地取調へ新開畠田成石盛改等内詮儀被仰付」て調査した手控で、諸書を引見して「諸郡修甫配当小貫請払之大略、地方仕法覚書、諸郡諸引方廉書之事、諸郡小物成石貫廉書、諸郡田畠反別?高寄書、諸郡石貫都合、諸郡石貫目安、郡配当・勘場小貫・地下小貫・増小貫・足役?貫之事、諸郡作徳惣?し、諸郡惣括り、検見覚書、大坂御運送米一件、諸心覚目安・郡作法・諸郡宰判諸出米銀石当・南北御米御買直段」などの地方仕法、殊に民政関係について記述している。伝来の経由について「此分明治卅九年頃末松謙澄編輯所総裁ノ際所員堺利彦山口県下ニ出張借受帰リシ由ニテ返却等ノ事不分明ニ付仮ニ政理ニ入置ク(明治卅八年六月時山)」と記されている。