山口県文書館

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標題

中島松堂書出御撫育一件

分類

藩政文書  >  毛利家文庫  >  11政理

請求番号

11政理190

年代

明治13年[1880]

作成・受取

数量

1

内容

明治2年版籍奉還の節、毛利綱広代以来連綿として貯蓄してきた正金七十万両を朝廷え献納した事情と、それに対する嘆願書及び貯蓄由来の考証。毛利家では綱広代の明暦3~寛文2年の6年間に現銀三千三百五十七貫を軍用金として貯蓄したのを始め、重就代に撫育局を設置して本格的な貯蓄を志し国力の充実、財政の健全化を図り、明治二年迄に正金百万両の貯蓄に成功し、そのうち七十万両を朝廷に献金したが、それに対して朝廷から「毛利エハ為何御沙汰モ無之防長之士民大ニ疑惑ヲ生シ候」とその使途に疑惑がもたれたため、毛利家では元就の即位料献上を始めとする幾多の諸例を列挙して朝廷え「宜敷御沙汰被下候様」にと嘆願し、併せて綱広以来毛利家歴代の貯蓄の由来を考証したもの。

摘要