草舎年表　一-一六(三・四合本)

藩政文書  ＞  毛利家文庫  ＞  17年表

17年表37

文禄4年[1595]～天保14年[1843]

草刈泰彦編

15

防長の故事を集めて年表となし、編者の雅号草乃舎により草舎年表と呼ぶ。巻首に「此書昔年或家三浦古き事の集しを写し得て表題なければみつから年表と名付け其外諸家の記録を操り取集て年序を記し荒々記之もの也、于時天保三年庚辰夏日、草乃舎謄謹而誌之」とあって、天保3年の書写編修であるが、巻の10(天保4)の冒頭に「前部は古家の旧記を探り今部に至りては予山口在住にて萬事聞漏し前後不同多くして後見のまとひ有へし」とあって、編者が天保4年山口に移り、更に年々追録したもの。一般に民間の雑事件の記載もあり、天保4年以後は山口中心の記事が多い。「草舎」「高津蔵書」在印。