毛利就豊逐電

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21巨室10

元禄14年[1701]

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大野毛利就詮嗣子就豊出奔の一件記録。御郷五郎左衛門隆勝家の「譜録」より関係記録を抄録。「大野毛利譜録」によれば、就豊は貞享3年就詮嗣子となり、元禄11年前藩主綱広五女勘姫を室とし就詮後継者としての地位を固めているが、同14年突然に出奔した。「大野毛利家譜録」は「就豊依病不継家故勘姫君元禄14年7月7日離縁之事」と記しているのみで事情を明らかにしていない。帰藩後の処置も不明であるが、就詮死後その遺跡を綱広孫元直が相続していることからみて就豊は家督を相続しなっかったようである。