資料小展示 - 令和7年度

第5回資料小展示 藩の文書記録を管理する(2)~萩藩士下村弥三右衛門の仕事~

萩藩士下村弥三右衛門は、明和4年(1767)閏9月、初代の当職所記録方となりました。萩藩の国元の中枢役所である当職所の文書管理を担う役職です。今月の小展示では彼にスポットをあて、彼が作成した文書目録「明和目録」のほか、著作「下村弥三右衛門手控」にみえる文書の作成や保存に対する彼の考え方を紹介します。

会期
令和7年8月1日(金)~28日(木) 
閉館日
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会場
文書館閲覧室
備考
観覧無料
資料
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明和5年(1768)「明和目録」
(毛利家文庫・54目次92)

第4回資料小展示 父子、手紙で再会! ~萩藩士・近藤家のルーツをさぐる~

 令和6年度に「近藤家文書(神奈川県)」(5件16点)が新たに文書館資料として収蔵されました。今回の月間小展示では、「近藤家文書(神奈川県)」のうち、近藤家の歴史を考えるうえで興味深い、近藤吉重書状(近藤家(神奈川県)3)を紹介します。

 本展示では、資料から読み解ける近藤家の歴史だけでなく、書状に浮かび上がる父子再会の様子にも御注目いただければ幸いです。

会期
令和7年6月28日(土)~7月30日(水)
閉館日
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会場
山口県文書館 閲覧室
備考
観覧無料
資料
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第3回資料小展示 「医師取締規則」の制定と処方録

当館が所蔵する明治期の開業医が作成した様々な処方録。これらの資料からは、近代以降に様式や管理方法に関する法整備が進んだ医療記録について、初期段階のありかたを窺うことができます。また、山口県が処方録の作成保存を医師に課したのは、明治18年(1885)に制定の「医師取締規則」(県達甲第33号)でした。

会期
令和7年5月31日(土)~6月26日(木)
閉館日
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会場
文書館閲覧室
備考
観覧無料
資料
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第2回資料小展示 戦前の入学試験問題

1907(明治40)年、わが国における小学校の就学率は97%に達しました。学校教育が普及するにつれ、人々の上級学校への進学熱が次第に高まり、それに対応して、受験のための参考図書が出版されるようになりました。

当館では、明治後期から昭和前期にかけての県内諸学校の入学試験問題集を所蔵しています。試験問題には、それを作成した各学校の「このような生徒を入学させたい」という選抜方針が反映されることから、自ずと時代を写す鏡となります。

今回の展示では、戦前の入学試験問題集を紹介します。当時の児童生徒たちがどのような試験に臨んだのか見てみましょう。

会期
令和7年5月1日(木)~5月29日(木)
閉館日
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会場
文書館閲覧室
備考
観覧無料
資料
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第1回資料小展示 徳山毛利家文庫 逸史

徳山藩の藩政文書である徳山毛利家文庫(約4万点)のシリーズのひとつに、「逸史」という記録があります。現在59冊を閲覧利用に供しています。
 この記録は、大永3年(1523)から正徳5年(1715)までの記録の写しや、編年記事の抜き書きで構成されています。この期間は、毛利元就(徳山藩初代藩主毛利就隆は曽孫に当たります)が家督を相続してから、正徳6年に徳山藩が一時断絶する前年までに該当しますが、その中核は江戸時代の内容が占めています。
 当館が所蔵する徳山毛利家文庫は藩の再興後(享保4年〈1719〉)の記録が大半で、それ以前のものは少ないのが実情です。藩断絶前の内容を持つ記録の中には同時代に作成されたものがある一方で、後年に写されたものも含まれています。それらは、徳山藩がかつての様相を知ろうと調査を行い、筆写したものと考えられます。
 今回は、そうした過程の中で作成された「逸史」について紹介します。

会期
令和7年4月1日(火)~29日(火)
閉館日
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会場
文書館閲覧室
備考
観覧無料
資料
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徳山毛利家文庫 逸史

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