資料小展示 - 令和7年度
第2回資料小展示 戦前の入学試験問題
1907(明治40)年、わが国における小学校の就学率は97%に達しました。学校教育が普及するにつれ、人々の上級学校への進学熱が次第に高まり、それに対応して、受験のための参考図書が出版されるようになりました。
当館では、明治後期から昭和前期にかけての県内諸学校の入学試験問題集を所蔵しています。試験問題には、それを作成した各学校の「このような生徒を入学させたい」という選抜方針が反映されることから、自ずと時代を写す鏡となります。
今回の展示では、戦前の入学試験問題集を紹介します。当時の児童生徒たちがどのような試験に臨んだのか見てみましょう。
- 会期
- 令和7年5月1日(木)~5月29日(木)
- 閉館日
- こちらでごらんください。
- 会場
- 文書館閲覧室
- 備考
- 観覧無料
- 資料
- 資料(0MB)
*終了後アップします。

大正九年度」
(滝口明城文庫518)
第1回資料小展示 徳山毛利家文庫 逸史
徳山藩の藩政文書である徳山毛利家文庫(約4万点)のシリーズのひとつに、「逸史」という記録があります。現在59冊を閲覧利用に供しています。
この記録は、大永3年(1523)から正徳5年(1715)までの記録の写しや、編年記事の抜き書きで構成されています。この期間は、毛利元就(徳山藩初代藩主毛利就隆は曽孫に当たります)が家督を相続してから、正徳6年に徳山藩が一時断絶する前年までに該当しますが、その中核は江戸時代の内容が占めています。
当館が所蔵する徳山毛利家文庫は藩の再興後(享保4年〈1719〉)の記録が大半で、それ以前のものは少ないのが実情です。藩断絶前の内容を持つ記録の中には同時代に作成されたものがある一方で、後年に写されたものも含まれています。それらは、徳山藩がかつての様相を知ろうと調査を行い、筆写したものと考えられます。
今回は、そうした過程の中で作成された「逸史」について紹介します。
- 会期
- 令和7年4月1日(火)~29日(火)
- 閉館日
- こちらでごらんください。
- 会場
- 文書館閲覧室
- 備考
- 観覧無料
- 資料
- 資料(0MB)
*終了後アップします。
