資料小展示 - 令和7年度
第1回資料小展示 徳山毛利家文庫 逸史
徳山藩の藩政文書である徳山毛利家文庫(約4万点)のシリーズのひとつに、「逸史」という記録があります。現在59冊を閲覧利用に供しています。
この記録は、大永3年(1523)から正徳5年(1715)までの記録の写しや、編年記事の抜き書きで構成されています。この期間は、毛利元就(徳山藩初代藩主毛利就隆は曽孫に当たります)が家督を相続してから、正徳6年に徳山藩が一時断絶する前年までに該当しますが、その中核は江戸時代の内容が占めています。
当館が所蔵する徳山毛利家文庫は藩の再興後(享保4年〈1719〉)の記録が大半で、それ以前のものは少ないのが実情です。藩断絶前の内容を持つ記録の中には同時代に作成されたものがある一方で、後年に写されたものも含まれています。それらは、徳山藩がかつての様相を知ろうと調査を行い、筆写したものと考えられます。
今回は、そうした過程の中で作成された「逸史」について紹介します。
- 会期
- 令和7年4月1日(火)~29日(火)
- 閉館日
- こちらでごらんください。
- 会場
- 文書館閲覧室
- 備考
- 観覧無料
- 資料
- 資料(0MB)
*終了後アップします。
