階層検索
- 文書群名
-
地下上申絵図
- 分類
-
藩政文書 > 県庁伝来旧藩記録 > 地下上申絵図
- 点数
-
1312
- 伝来地
-
-
- 目録内容
-
『県庁伝来旧藩記録等仮目録』
- 組織歴・履歴
- 内容
-
「地下上申絵図」は、支藩領を含む防長両国の村から萩藩絵図方頭人井上武兵衛宛に差し出された地下図や、それをもとに絵図方が作成した明細絵図、あるいは明治初期に県が複製した新図など、1,312点の総称です。地下図には享保12年から宝暦3年にかけての奥書が記されています。縮尺は約3,950分の1で、一村限りの村域に合わせた形で描かれており、隣接する村と継ぎ合わせできるように仕立てられています。地下図とセットでほぼ同時期に提出が始まった「地下上申」と「寺社由来」も県庁伝来旧藩記録に収められています。本目録では、各村の差し出しを「地下図」、絵図方作成の明細絵図を「清図」、清図の複製ないしは未完を「(副)」、明治初期の県庁旧記編纂掛による補充複製を「新図」、昭和13年の山口県史編纂所の謄写史料を「(写)」と区別して掲載しています。なお、清図作成の中核を担った有馬喜惣太は、『御国廻行程記』(毛利家文庫・地誌57)の作者としても有名です。
- 論文・翻刻
-
▽広田暢久「長州藩編纂事業史」(其の三)(『山口県文書館研究紀要』11) ▽川村博忠・『近世絵図と測量術』(1992)・『防長の近世地図史研究』(1997) ▽山田稔「地下上申絵図の『地下図』について―『旧記細目』による若干の検討―」(『山口県文書館研究紀要』12)、「地下上申絵図は、どう「つながる」のか」(『同』14)、「一村限明細絵図清図の図様と接合形態―接合シミュレーションを通じて―」(『同』24)、「『一村限明細絵図』に関する三種類の台帳について」(『同』32)、「『一村限明細絵図』清図の記号について」(『同』34) ▽杉本史子・河村克典・山田稔・磯永和貴・横地留奈子「山口県文書館所蔵絵図群の伝来と特質」(『東京大学史料編纂所研究紀要』21、2011)
- 関係地域
-
-
- キーワード
- 文書の年代