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- 文書群名
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37奉書
- 分類
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藩政文書 > 毛利家文庫 > 37奉書
- 点数
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362
- 伝来地
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- 目録内容
- 組織歴・履歴
- 内容
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奉書は藩主の意を奉じて老臣が出したものですが、この奉書類の構成を大別すると、(1)諸士の加増・減知・家督相続等に関する願出およびそれに対しての幕府の裁決結果を関係奉書の中から抜書し書調えて証拠書類としたもの、(2)藩政全般にわたっての方針(藩主の意向)を伝えた一般的な奉書類、の二つに分けることができます。(1)の内容は「縁組、隠居家督、病気隠居、病気隠居養子家続人、段下養子家続人、御咎隠居家続人、養子、養子違変、嗣子無之或ハ幼少等ニテ実子取返、中継養子、末期跡職、末期仮養子跡職、末期減知跡職、二段末期減知跡職、三段末期減知跡職、溺死不慮死等之跡職、心乱始抹跡職、心乱自害減知跡職、心乱自害果嗣子無之もの没収、病気代役、幼少代役、実子連越、乗輿、暫御暇、他国出切御暇、惣髪剃髪其外、業抜業入業替兼業、御国中人馬奉書他国過書共、傍示開作、分知開作並返地、御馳走開作、知行右下、下地替、知行分地並送付、称号替、組出入奉書証拠物其外、江戸定居御細工人、寺社」などに関するもので、これらのものには概して「御奉書証拠物控」の名称が付されています。(2)の内容は藩士の諸役任免、藩財政、参勤交代道中、幕府普請助役、藩主一族の吉凶、年忌、法会、藩士の音信贈答に対してのものなど、藩政一般に関するものからなり、これらのものには「御書御奉書控、奉書控、御書控」等の名称のものが多くあります。全体的には(1)の系統が多く、(2)は29〜39、43〜44、46〜49、51〜53の19点で、主として幕末期のものです。年代は万治3年(1660)〜明治4年(1871)のもので、配列は前半に証拠物類を年序に並べ、後半に一般的な奉書類を配しています。表題に異同はありますが、内容はすべて前記の二系統です。なお、(1)の証拠書類の作成には各時期の当職所記録方(右筆)があたり、詳細に関係奉書を収録しています。
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