階層検索
- 文書群名
-
38御意控
- 分類
-
藩政文書 > 毛利家文庫 > 38御意控
- 点数
-
423
- 伝来地
-
-
- 目録内容
- 組織歴・履歴
- 内容
-
元禄年代〜明治元年に至る間の藩主の御意口上などの控で、当役の職掌下にある右筆が藩主の裁決を書き留めたものが主体ですが、その外に藩主御意の旧例を検索上容易にするため、再編集したものが別本としてあります。これを表題別に記載すれば(1)御意口上控(No.1〜21)379冊、(2)御意書(No.22〜25)21冊、(3)半紙御意(No.26)1冊、(4)御意書写(No.27)6冊、(5)御意口上控部分書抜(No.28番)14冊、(6)半紙御意書抜(No.29)2冊、となります。(1)御意口上控は、表題が「御意並萬口上ニテ被仰渡之控」「御意口上ニテ被仰渡候覚書」「御意並口上被仰渡候控」とあって、若干の欠失年月の部分はありますが、ほぼ元禄10年(1697)2月に始まり明治元年(1868)12月に終わる連続一貫したもので、この間が21部に集成して分かれており、各部が編年順に独立した体系をなしています。内容は藩士の職役交替・代役更迭・家格昇進にともなう知行扶持の加増、家督・隠居・縁辺など身上に関するもの、また諸沙汰・仕法など藩政全般にわたるものがあり、藩主の口頭による決裁が「右被成御意候、・・・・・・」の形式で記載されています。(2)御意書は、藩士の在郷願・寺社作事などの裁決を多く含み、「・・・・・・被差免候事」の令達形式です。(3)半紙御意は、明治元年代の遠近方所管の御意伺いです。(4)御意書写は、慶応3年(1867)中の討幕出兵に関する兵制改革や藩内仕法改にともなう藩士の役替などが多くあります。(5)御意口上控部分書抜は、別名「御意頭書」とあり、元禄?文化年代の「御意口上控」の頭書を抜書して部分け再編成したもので、各冊巻頭に「御仏様、殿様、上々様、御技葉様、末家、岩国、益福、寄組、仕法諸法度、少々諸沙汰」などと細目録を付して編年による検索が可能となっています。(6)半紙御意書抜は、元文6年(1741)〜文化10年(1813)に至る間の「御意口上控」から、藩主決裁事項の典型を抽出して藩士の進退、仕法沙汰などの類例を仕分けたものです。
- 論文・翻刻
- 関係地域
-
-
- キーワード
- 文書の年代