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文書群名 多田穂波収集文書
分類 諸家文書> 多田穂波収集文書
点数 884
伝来地
目録内容 閲覧室目録
組織歴・履歴 多田穂波氏は、退職後、豊北町(現下関市豊北町)で表具店を営む傍ら、豊北町歴史民俗資料館友の会理事、豊北町郷土文化研究会理事、豊北町史編纂委員などを務めた。歴史・民俗の研究者であり、特に出身地である萩市見島の歴史・民俗について熱心に研究するとともに、のちには漁業や廻船、朝鮮漂着船、明治以降の農作業・農具なども研究対象とした(『山口県地方史研究者事典』)。多田氏は、表具店を営んでいたことから、襖の下張りに使われていた古文書にも関心をもち、その収集、復元に尽力された。
内容 「多田穂波収集文書」は、多田氏が収集・復元した襖の下張文書群というユニークな性格をもつもの。廃棄文書という性格上、あまり目にすることのない内容、性格をもった文書も含まれている。各文書の出所の特定は難しいため、以下24の主題別に配列した。 1.藩政・藩士 2.法令 3.土地 4.租税 5.村・村役人 6.戸口  7.産業 8.漁業・捕鯨 9.廻船 10.家政・家計 11.金融・貸借  12.頼母子 13.商売 14.仕切状 15.寺社・宗教 16.御札 17.学校・教育 18.医療 19.警察 20.芸能 21.文芸 22.書状 23.暦 24.地域・家別 25.諸事 /地域的には、粟野、矢玉、田耕、神田上、阿川、二見など豊浦郡内に関するものが多い。家別には、西嶋家、内田家(矢玉)、根来家、山本家などの文書が比較的まとまっている。主題別には、9廻船、14仕切状が多い点が特長的。22書状には田上菊舎書状1点が含まれる。 /復元された帳簿類(横長帳)には、本来別の帳簿のものが含まれている可能性も考えておく必要がある。 /各文書の表題は基本的に原表題を採用したが、復元後に新しく補われた表紙に書かれた表題(多田氏が付けた表題)もあり、これについては○印を付けて区別した。また、今回の目録作成に伴い新しく付けた表題は[  ]で括って示した。/令和2年度、134件138点追加。追加分は、(1)多田氏が収集・復元した襖の下張文書群のほか、(2)多田氏による民俗調査資料や原稿類、(3)図書・刊行物類、に大別される。(2)には萩市見島の民俗調査や民具・用具調査の資料、写真などが含まれており注目される。
論文・翻刻 山口県地方史学会編『山口県地方史研究者事典』(2003)
関係地域
キーワード ふすま下張文書
文書の年代 万治2年[1659]〜昭和63年[1988]

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