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- 文書群名
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有光家文書
- 分類
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諸家文書 > 有光家文書
- 点数
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124
- 伝来地
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下関市
- 目録内容
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閲覧室目録/文化庁『有光家文書目録』
- 組織歴・履歴
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有光家は、15世紀末〜18世紀初め頃にかけて、長門国豊浦郡正吉郷の正吉八幡宮(現在の下関市永田神社)の大宮司であった家。
- 内容
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文書群は有光家に伝来したもので、121点の文書と1点の絵図からなる。年代は建保3年(1215)〜貞享5年(1688)で、大半が中世のもの。内容は有光氏の所領に関する譲状・売券などが中心だが、社務関係の文書の中には神仏習合的な秘伝も含まれるなど多岐にわたる。特に中世前期の文書は、幕府・守護・国衙・荘園領主といった中央や上級の権力者が出したものではなく、正吉郷とその周辺で生活していた人々が作ってやりとりした性格の文書であること、しかもそれらがうぶ"な状態でまとまって見つかったという点で、全国的に見ても大変貴重なもの。また、「長門国正吉郷入江塩浜絵図」は古式入浜式塩田を描いた絵図として、最も古いことで有名。 平成5年1月、国の重要文化財(古文書)に指定されている。
- 論文・翻刻
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▼国守 進 「豊浦郡正吉郷入江干潟絵図について」(『山口県文化財』16) ▼平瀬直樹 「長門国正吉郷の中世ー『有光家文書』の世界ー」(『日本社会の史的構造』古代・中世) ▼木村忠夫 「正吉郷の中世史」(『図説 山口県の歴史』) ▼秋山伸隆・荻野和枝「毛利氏惣国検地と指出」(『中・近世移行期の西国と東国における検地と村落に関する比較研究』、1998) ▼秋山伸隆『戦国大名毛利氏の研究』(吉川弘文館、1998) ▼『よしみ史誌』中世編 ▼文書館ニュース24(1990) ■『下関市史』資料編3 ■『山口県史』史料編中世3(2004)
- 関係地域
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下関市
- キーワード
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神社(正吉八幡宮司)
- 文書の年代
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中世〜近世〈貞享5〉