藤津家文書

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山口市小郡下郷

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藤津家は、明治期以降小郡町下郷で材木業（藤津材木店、現株式会社三和）を営んでいる家。明治以前は、下郷山手組の蟻ヶ迫堤築堤時の元締役を務めていた可能性があるが、詳細は不明。なお、藤津定之助は、大正2年(1913)〜昭和4年(1929)頃小郡町会議員を務めている。

下郷山手組の堤普請に関する文書と藤津家の「家」としての活動に関わる文書とに大別される。後者では、家業の材木業に関わるものがほとんどで、明治末〜昭和戦前期の商品買入帳、荷受帳、当座帳、掛取帳、商品貸台帳など、各種商業帳簿類が数多く残されている。その中には、全く未使用の厚手の商業帳簿(NO.168)も含まれる。平成25年度に追加された文書は、藤津家の家としての活動に関わる文書、大正9年の国勢調査員としての活動に関わる文書、に大別される。家の活動に関わる文書としては、土地売買証文や頼母子に関わる文書が量的に多い。

▼能美宗一『小郡町史』（小郡町役場、昭和8年）

小郡町

材木業

文久2(1862)〜昭和23(1948)