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- 文書群名
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福井家文書
- 分類
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諸家文書 > 福井家文書
- 点数
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139
- 伝来地
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- 目録内容
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閲覧室目録
- 組織歴・履歴
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福井家は、江戸時代、萩藩士として活動した家。同家の系図には、先祖を新羅三郎義光の子孫、安芸国守護武田氏の一族と記し、中世には備後・安芸辺りに居住し毛利家に仕えたとする。関ヶ原後、毛利氏の防長移封には随わなかったが、のち防長へ移住、山口仁保などに居住し浪人として過ごした。萩藩2代藩主綱広の時、福井惣右衛門正貞(〜正徳元年[1711]死去)が新規に萩藩に召し抱えられ、寛文9年(1669)に三十人通、のちには無給通となる。これ以後、諸役所の下級役人として多くの仕事に就いたが、江戸御買物方など江戸詰め勤務も長かった。惣右衛門正貞以後の当主は、惣右衛門正経(〜元文元年[1736])、七右衛門信交(〜明和6年[1769]ヵ)、惣六信詮(明和6年家督、のち七右衛門に改名)と続く。19世紀段階ははっきりしないが、確認できる名前には、惣右衛門信好、七右衛門、久米三郎、栄三郎、卯吉、梅太郎らがある。
- 内容
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萩藩士福井家の活動に伴い作成・取得された江戸時代の文書で構成される。文書群は、1.系図・由緒(福井家の系図、および由緒に関わるもの)、2.奉書・御意書(萩藩から福井家に下された奉書・御意書類)、3.御用状(おもに藩からの呼出状)、4.諸役勤務(諸役勤務に関わって残されたもの)、5,願書類(福井家から藩へ提出された願書類の控・案)、6.書籍、7.諸事(その他)に大別される。藩士が藩との間で授受した文書のサンプルを示すものとして注目される文書群。なお、2.奉書・御意書類には奉書の包紙が数多く含まれるが、そのほとんどは奉書原本が残っていない。
- 論文・翻刻
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「譜録」福井七右衛門信交(23譜録ふ7)
- 関係地域
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- キーワード
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萩藩士(無給通)
- 文書の年代
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近世(寛文9年[1669]〜慶応元年[1865]