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- 文書群名
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山根家文書(山口市)
- 分類
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諸家文書 > 山根家文書(山口市)
- 点数
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97
- 伝来地
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- 目録内容
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閲覧室目録
- 組織歴・履歴
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明治期に旧桑名藩士の杉山家から入家した山根鐵は,絵を嗜み,画家の岸浪柳渓や松野霞城らと交流があった。/杉山家は,甲州流兵学者で事実上の流祖ともいわれる小幡勘兵衛(景憲)の家臣・門下生で,家伝によると小幡家の一族でもあったという。その後松平定信に仕えて久松松平家の家臣となった。幕末期の杉山弘憲は,桑名藩の「軍事奉行」や「武田流兵学師範」を務めていた。弘憲の長男が山根家に入家した鐵である。
- 内容
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(1)杉山家伝来文書,(2)山根鐵以来山根家が収集した図書類,(3)主に山根家宛ての書翰などに大別される。(1)には,杉山家の主家筋に当たる小幡家の伝来文書,甲斐武田氏関係文書,松平定信書状などが含まれる。このうち,小幡家伝来文書は,土井利勝ら幕閣からの小幡勘兵衛へ宛てた書状と甲州流兵学に関する柳生宗矩や小野忠明の書状等からなる。また,武田氏関係文書は,北条・上杉・武田氏の和睦に尽力するよう武田孫六(信廉)に伝えた足利義昭御内書や細川藤孝副状などからなる。なお,杉山八蔵宛ての松平定信書状は自筆である。(2)は,画集が中心だが,大正13年(1924)〜昭和10年(1935)頃の「国際写真情報」がまとまって残っているのが特色。(3)は,画家の岸浪柳渓からのものが大部分を占めるが,山根家宛てではない渋沢栄一や寺内正毅の書翰も含まれる。令和3年度7点追加。
- 論文・翻刻
- 関係地域
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- キーワード
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桑名藩士/甲斐武田氏/甲州流兵学者/小幡勘兵衛/図書
- 文書の年代
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永禄〜昭和戦前期