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文書群名

防長武学生養成所文書

分類

諸家文書  >  防長武学生養成所文書

点数

25

伝来地

目録内容

組織歴・履歴

防長武学生養成所は,富国強兵の国是のもと,優れた将校を養成するという国家的要請にそって,将校を志願する郷土の後継者を育成するために設立された教育機関で,明治14年(1881)4月に創立された「二十日会」に始まる。/明治17年(1884)に陸軍士官学校や海軍兵学校への進学のための私塾である「武学講習所」へと発展し,さらに,防長出身の陸軍士官学校幼年学校在学者及び入学希望者を支援するための「同裳会」(本部)が明治19年(1886)に設立されたのを受けて,名称を「防長武学生養成所」に改めた。明治41年(1908)に山口町の伊勢大路(現,山口市)に地所建物を購入し,その後昭和15年(1940)に「忠正公」,昭和21年(1946)に「愛山会」と組織が変わっても,場所はそのままで現在に至っている。

内容

防長武学生養成所(以下,養成所)に伝来した毛利元昭(養成所総裁)の書,および寺内正毅(養成所専任幹事)や田中義一(養成所会長)ら関係者の書簡,図書からなる。主体をなす書簡類は1点を除くと,陸軍少将で養成所の主監や所長を務めた古谷安民に宛てられたものである。一部私的な内容のものも含まれるが,寺内や田中といった長州軍閥の面々が,養成所の運営全般について,あるいは陸軍士官学校や海軍兵学校への合格者数等に関心を寄せていたことがうかがえる史料である。また,「算術教程」(NO24)は養成所で使用されていた教科書である。

論文・翻刻

『防長武学生養成の歩み』(財団法人愛山会,2005)

関係地域

キーワード

武学生養成/寺内正毅/田中義一

文書の年代

明治43年(1910)〜平成7年(1995)

選択中文書群名

防長武学生養成所文書

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