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- 文書群名
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原田萬吉家文書
- 分類
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諸家文書 > 原田萬吉家文書
- 点数
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348
- 伝来地
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- 目録内容
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閲覧室目録
- 組織歴・履歴
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原田萬吉(はらだまんきち)家は,江戸時代に萩藩領前山代宰判鹿野上村(現,周南市鹿野)に居住し,鹿野上市年寄役,鹿野下村庄屋,山代宰判油方頭取などを務めた家である。また屋号を「岩田屋」といい,家業としては,薬の取次・販売のほか,小間物荒物,木綿,足袋などを取り扱っていたことが知られる。なお,藤井家は原田萬吉家の親族で,江戸時代萩藩領三田尻宰判に居住して問屋を営み,明治期には生命保険会社の宮市代理店を営んだ。
- 内容
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原田萬吉家の,主に明治以降の「家」としての活動により作成・授受・収集された文書群からなる。地券や昭和初期の経費収支予算出納簿,明治期の暦のほか,浄瑠璃の謡本や明治期の原田荘助が元旦に父母に捧げた祝文や詩歌俳諧など,文芸関係のものがまとまって残っているのが特色。なかでも,古筆切(NO.93)は,古代〜近世の著名な皇族や僧侶の経文や公卿の和歌,武家の書状等を集めたもので大変貴重である。また,俳諧連歌を彫った版木(NO.97)は,地元で製作されたものと推測され,地方の文芸活動を伝える貴重な資料。なお,本文書群には,親族の藤井家の文書も含まれている。令和4年度79点追加。
- 論文・翻刻
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▼『鹿野町誌(増補改訂)』(鹿野町,1991年)
- 関係地域
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周南市鹿野
- キーワード
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市年寄/庄屋/コレクション
- 文書の年代
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弘化4年(1847)〜昭和10(1935)