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- 文書群名
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松本勇介収集文書
- 分類
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諸家文書 > 松本勇介収集文書
- 点数
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6
- 伝来地
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- 目録内容
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閲覧室目録
- 組織歴・履歴
- 内容
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古書店から入手した他の文書群の中に混じっていたもので、すべて萩藩大組士玉木文之進家の伝来文書と考えられる。当該期の当主文之進(1810〜76)は,吉田松陰の伯父として著名であり,郡奉行や各宰判の代官などを歴任した。その子彦介(1840〜65)は,文久3年(1863)世子毛利元徳に近侍した。彦介は,日記を当時獄中にあった従兄弟の松陰に送り,批評を加えてもらっていたことが知られており,既知の分は岩波書店版『吉田松陰全集』(定本)に玉木彦介日記として収録されている。本文書群の内,「日記」(No1〜3)はその玉木彦介日記の一部と考えられ,『吉田松陰全集』には未収録の部分である。また「日記」(No6)は,同じく彦介が元治元年(1864)長崎に留学した際に書き記したものと考えられ,藩主毛利敬親の命により「長崎聞役」として長崎に赴いた小田村文助(のちの楫取素彦,松陰の義弟)が同道したこと等々がわかる。さらに,「旅日記」(No4)には,松陰改葬の記事が見える。
- 論文・翻刻
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山口県教育会編纂『吉田松陰全集』10巻(岩波書店,1936年)
- 関係地域
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- キーワード
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萩藩大組士/吉田松陰/玉木彦介
- 文書の年代
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安政2年(1855)〜元治元年(1864)