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- 文書群名
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小川五郎収集史料
- 分類
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諸家文書 > 小川五郎収集史料
- 点数
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628
- 伝来地
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宇部市
- 目録内容
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『諸文庫仮目録』1
- 組織歴・履歴
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小川五郎(1902〜1969)は,山口県考古学研究の先駆者であり,歌人としても知られる。吉敷郡下宇野令村(現,山口市)出生。京都帝国大学卒業後,山口高等学校講師・同教授を経て,昭和12年(1937)山口県史編纂主任を拝命。戦後,安下庄中学校・小野田高等学校・豊浦高等学校等の校長を歴任し,山口大学非常勤講師を併任。宇部工業高等専門学校教授を最後に退職。高校時代から考古学研究に取り組み,匹田直・弘津史文・三宅宗悦らのもとで考古学を研究。教職の傍ら,小野田市史編纂委員長・山口県社会教育委員・山口県考古学会常任理事・山口県地方史学会理事等も歴任している。
- 内容
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文書群は、同氏の遺文集『防長文化史雑考』発行後、氏収集の諸史料、執筆原稿が寄贈されたもの。 平成11年、20年に追加寄贈されたものの中に、「先賢遺墨 臨野堂文庫珍蔵」と箱書きされた木箱がある。この木箱の5つの引き出しには計17巻と18括りの書状が納められている。臨野堂は,小川五郎の雅号。 第1巻目は,秋良敦之助,杉民治,小田村素太郎,堀真五郎ほか維新関係者の書状が収められている。その他は鈴木高鞆(武雄)を中心とした国学・和歌関係者の書状である。鈴木高鞆の遺著は明治13年火災により大略灰燼に帰したと言われる(「吉田祥朔著『増補近世防長人名辞典』)中で,鈴木高鞆に関するまとまった資料として貴重である。なお,これらの内容については,小川五郎自身の手書きによる「研究メモ」(NO.1302)を参照のこと。
- 論文・翻刻
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▼山口県文書館『諸文庫仮目録』1(1986) ▼『防長文化史雑考』(小川五郎先生遺文集刊行会,1965) ▼山口県地方史学会編『山口県地方史研究者事典』(2003) ▼「山口県文書館所蔵 アーカイブズガイド―学校教育編―」(web版) ■『山口県史』史料編幕末維新6(2001) ■『山口県史』史料編中世3(2004) ■『山口県史』史料編近代3(2015)
- 関係地域
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宇部市
- キーワード
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個人文書/歴史研究者/コレクション
- 文書の年代
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中世・大正〜昭和