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- 文書群名
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村上家文書
- 分類
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諸家文書 > 村上家文書
- 点数
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473
- 伝来地
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防府市
- 目録内容
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閲覧室目録
- 組織歴・履歴
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村上家は、戦国時代、芸予諸島を拠点として活躍した村上水軍の一家・能島村上家の末裔。のち毛利家の傘下となり、江戸時代には萩藩の寄組、御船手組頭として活動した。大島郡の屋代村を給地とした。
- 内容
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文書群は、室町〜戦国期、藩政期、明治期の文書で構成される。 室町〜戦国期の文書には、毛利氏、小早川氏およびその重臣乃美氏から発給されたものが多く、そのほか足利氏や織田信長、羽柴秀吉らの発給文書も含む。戦国期の水軍関係史料として貴重。「閥閲録」巻22、23未収録のものも多数ある。藩政期の文書は、萩藩寄組士としての活動に関わるもので、藩主書状、萩藩加判衆連署奉書、給地支配に関わるもの等を含む。他に村上水軍の伝書・絵図などもある。 本文書群に含まれる天正9年(1581)の「過所旗」は、村上武吉(1533〜1604)が与えた航海の安全を保証した通行証。現存するものは、これを含めて全国に2例。そのほか軍配あり。 平成27年度、室町〜安土桃山期の文書199通と過所旗が国の重要文化財に指定された(平成29年度4点追加指定、計204点)。 平成28年度、右田毛利家文書中の8点を村上家文書に配属替えした。 令和5年度、目録データを新調した。
- 論文・翻刻
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▼『萩藩閥閲録』巻22村上図書・巻23村上一学 ▼長沼賢海『日本の海賊』(至文堂 1955) ▼『愛媛県史』通史編(1984) ▼文書館ニュース25(1991) ▼金谷匡人『海賊たちの中世』(1998) ▼高橋修「新出の『村上武吉過所旗』について(上)」(『和歌山県立博物館研究紀要』4 1999) ▼山内譲『中世瀬戸内の旅人たち』(2004) ▼山内譲『瀬戸内の海賊』(2005) ▼森下徹『武士という身分』(吉川弘文館 2012) ▼黒嶋敏『海の武士団』(2013) ▼今治市村上水軍博物館平成26年度特別展図録(2014) ▼『山口県地方史研究』第104号の口絵 ▼広島城企画展図録『輝元の分岐点 信長・秀吉との戦いから中国国分へ』(広島城 2013) ▼「山口県文書館所蔵 アーカイブズガイド―学校教育編―」(web版) ■『愛媛県史 資料編古代・中世』(1983) ■『今治郷土史』資料編古代・中世(今治市 1989) ■『山口県史』史料編中世3(2004) ■『戦国遺文』瀬戸内水軍編(東京堂出版 2012) ■『新修福岡市史』資料編中世2(2014)
- 関係地域
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瀬戸内
- キーワード
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水軍/能島村上家/萩藩士(寄組)
- 文書の年代
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中世〜明治